出場機会の少なさに悩むヘセ・ロドリゲス【写真:Getty Images】
昨季と比べて明らかに出場機会が減ったレアル・マドリーのFWへセ・ロドリゲスは、その少なさに耐えられず今夏の退団を決意したと、スペイン紙『アス』が25日に伝えている。
同紙によればヘセは3月から自身の現状に悩み続け、22日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出を果たしたアトレティコ・マドリー戦後は怒った状態で家に帰った。身内には「状況が変わらなければ去る」とこぼしたようだ。
12月に長期離脱から復帰してからヘセは417分しかプレーしていない。つまり出場可能時間のわずか18%である。しかしマドリーは、カンテラ出身の至宝を手放す意向はなく、レンタル移籍か買い戻しオプション付きの移籍しか受け入れないという。
なおカルロ・アンチェロッティ監督も記者会見で「ヘセとは皆と同じように話す。彼の状況、そしてより多く試合に出たいという気持ちは理解できるが、チチャリートのように出番が来る可能性もあるので準備が出来ていなければならない。ヘセは今日と明日のために重要な選手で、マドリーに残る」と、同選手の残留を強調した。
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