決勝ゴールを決めたマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
【インテル 2-1 ローマ セリエA第32節】
イタリア・セリエA第32節が現地時間25日に行われ、日本代表のDF長友佑都が所属するインテルは、ホームで2位ローマと対戦した。
前節ミランとの”ミラノダービー”を引き分けたインテルは10位と低迷している。この日も長友はベンチスタートとなり、ダービーを累積警告で欠場したマルセロ・ブロゾビッチとフレディ・グアリンが先発に復帰した。
一方のローマはジェルビーニョが負傷から復帰。ビクトール・イバルボとともに両ウイングを形成する。今節、ローマとラツィオが敗北しユベントスが勝利すれば、ユベントスのセリエA優勝が決定する。
両チームのスターティングメンバーは以下。
インテル(4-3-1-2)
GK:サミール・ハンダノビッチ
DF:ダニーロ・ダンブロージオ、アンドレア・ラノッキア、ネマニャ・ビディッチ、ファン・ジェズス
MF:マルセロ・ブロゾビッチ、アサン・デモヤ・ニュクリ、フレディ・グアリン
エルナネス
FW:マウロ・イカルディ、ロドリゴ・パラシオ
ローマ(4-3-3)
GK:モルガン・デ・サンクティス
DF:アレッサンドロ・フロレンツィ、コンスタンティノス・マノラス、マプ・ヤンガ=エムビワ、ホセ・ホレバス
MF:ラジャ・ナインゴラン、ダニエレ・デ・ロッシ、ミラレム・ピャニッチ
FW:ビクトール・イバルボ、フランチェスコ・トッティ、ジェルビーニョ
6分、ローマが挨拶がわりのミドルシュートを見舞う。デ・ロッシがバイタルエリアから強烈なシュートを放つも、ここはGKハンダノビッチがセーブした。
すると15分、インテルに先制ゴールが生まれる。バイタルエリアでエルナネスがボールを受けると、DFの一瞬の隙を突き、豪快なシュートをゴール右隅に突き刺した。
しかしローマも反撃する。19分、相手のクリアを拾ったイバルボが強烈なシュートを放つも、ここはポストに阻まれる。
後半もペースを握るのはインテル。52分、カウンターからグアリンのスルーパスがイカルディに通るも、ここは枠を捉えることができない。
流れを変えたいローマは、52分にトッティに替えてMFセイドゥ・ケイタを投入。布陣を4-3-1-2に変更する。
これで中盤の数的不利を解消したローマが徐々に流れを掴み始める。58分には中央のパス回しからフロレンツィがシュートを放つも、これは枠の上に飛んでしまう。
すると63分、ローマが同点に追いつく。カウンターからピャニッチが右サイドのナインゴランにパスを通すと、豪快なシュートをゴールに突き刺した。
勢いづくローマは67分にもチャンスを作る。直接FKでピャニッチが素晴らしいシュートを放つも、ハンダノビッチが素晴らしいセーブをみせる。
77分、ローマはピャニッチに替えてファン・マヌエル・イトゥルベを投入。イバルボをトップ下に落とす。
試合終了間際の88分、インテルが勝ち越しに成功する。イカルディがエリア内でボールを受けると、反転して素晴らしいシュートを打ち込んだ。
そのままスコアは2-1で終了。ユベントスのセリエA優勝決定は26日のラツィオとユーベの結果次第となった。
【得点者】
15分 1-0 エルナネス(インテル)
63分 1-1 ナインゴラン(ローマ)
88分 2-1 イカルディ(インテル)
【了】