ミランに所属するFWデストロ【写真:Getty Images】
ミランに所属するイタリア代表のFWマッティア・デストロが、今シーズン終了後にローマへ復帰する可能性が出てきた。
デストロは、1月にローマから移籍金1600万ユーロ(約21億円)の買い取りオプション付きのローン移籍でミランに加入し、得点力不足を補う新戦力として迎え入れられた。しかし、セリエA10試合で2ゴールにとどまり、先日のミラノダービーも怪我の影響で先発起用できず、首脳陣の期待に応えられずにいる。
伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、ミランは当初デストロを完全移籍で獲得する意向だったが、現在は移籍金を支払って残留させることに消極的な姿勢を示しているという。また、クラブは仮に獲得するにしても設定額の半分である800万ユーロ(約10億円)で交渉をまとめたい考えがあるようだ。
デストロ本人もヨーロッパリーグ出場権獲得が厳しいミランに残る意志を表示していない。また、同選手の保有権をもつローマでも冬に加入したFWセイドゥ・ドゥンビアとFWビクトール・イバルボが期待通りの活躍を見せられていない。
デストロは来季、どちらのクラブでプレーすることになるのだろうか。
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