アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長は21日、スペイン『ヘスティオナ・ラジオ』でレアル・マドリーと対戦するチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に言及した。
セレソ会長は22日の2ndレグに向けて自信満々だ。「ホームでプレーするから我々が準決勝進出候補だ」と、今季無敗のマドリー本拠地サンチャゴ・ベルナベウをアトレティコのホームかのようにコメントした。
マドリーはマルセロやガレス・ベイル、ルカ・モドリッチの欠場に加え、カリム・ベンゼマも出場できない可能性が高いが「どうしてマドリーが泣くんだ? 金持ちは泣かないはずだ。彼らのベンチにはファンタスティックな選手達が揃っている」と、宿敵に理解を示そうとしなかった。
さらに「運命だから仕方ない。いつもは誰も怪我をしないのに重要な試合を前に負傷してしまうが、マドリーは状況を覆せるチームと勇気を持っている」とライバルの現状を皮肉っている。
1974年のCL決勝でバイエルンにPK戦で敗れたアトレティコ。セレソ会長は「決勝戦に辿り着き、バイエルンにリベンジを果たしたい」と、今季の夢を語った。
1stレグはスコアレスドローに終わっており、両チームには同じだけ突破の可能性が残されている。アトレティコはセレソ会長が長年抱き続けた夢を叶えることができるだろうか。
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