15歳のティボ・ヴェルリンデン【写真:Getty Images】
ベルギーで輝きを放つ新たな才能がイングランドへ渡る可能性が浮上した。
21日に英紙『デイリー・メール』が報じたところによれば、スタンダール・リエージュに所属するティボ・ヴェルリンデンに複数クラブが興味を抱いているという。
現在15歳で、ベルギーU-16代表に名を連ねるヴェルリンデンはトップ下を主戦場とする小柄なアタッカー。スタンダール・リエージュのトップチームで試合に出場した記録はない。
それでも国内の強豪クラブ・ブルージュやアンデルレヒト、イングランドからはリバプールやエバートン、ストークといったクラブが触手を伸ばしている。
しかし、ベルギー代表経験があり、クラブ・ブルージュやリールセで計600試合以上プレーした父ダニーの希望はあくまでもイングランドのようだ。同紙によれば息子ティボが16歳の誕生日を迎える6月9日以降の国外移籍を望んでいる。
そして、最も獲得に熱心なのはストークのようだ。マーク・ヒューズ監督は「我々はより多くの選手がトップチームの扉を叩けるようU-21チームの質を向上しようと試みている」と語っており、国外からも若い才能を引き入れようと画策している。
そのトップターゲットがヴェルリンデンであり、さらにバルセロナでプレーする19歳のウィンガー、モハマド・エル・オリアキも候補の1人であると伝えられている。
国外から有力選手をかき集めるプレミアリーグだが、その波はビッグクラブだけでなく中小クラブにまで広がりを見せている。
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