オフサイドの判定に異議を唱えるリバプールのブレンダン・ロジャース監督【写真:Getty Images】
ブレンダン・ロジャース監督が怒りをあらわにした。19日のFAカップ準決勝、終盤にマリオ・バロテッリの得点がオフサイドで認められなかったが、リプレイ映像ではバロテッリがオフサイドではないように見えた。
だが、スコアは2-1のままで変わらず、アストン・ヴィラの勝利でリバプールは準決勝敗退となった。
リバプールの指揮官は問題のシーンを「非常に明確だった」と指摘している。「とてもひどい判定だ。サイドバックがバロテッリをオンサイドに残していたのが見えたはずだよ。少なくとも1ヤードはオンサイドだった。素晴らしいボールが入り、彼はうまくトラップして、ゴールを決めたんだ」と判定に対して異議を唱えている。
一方で、ロジャース監督は「我々はとても落胆している。アストン・ヴィラの方が我々よりもずっと良かったと思うよ。試合後にまずそう感じた」と、アーセナルとの決勝に臨むアストン・ヴィラに劣っていたことも認めている。
「今日の我々はプレーをすることができなかった。いくつかの理由でとてもナーバスになっていたんだ。我々はパスを早く回してプレーをつくっていくチームだ。だが、その点で今日はとてもがっかりしている。彼らの方が我々よりもずっと良かった」
今季残された唯一のタイトルを失ってしまったリバプール。しかも決勝はクラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードの35回目の誕生日でもあった。この敗退により、リバプールはチャンピオンズリーグ出場圏内となる4位を目指す戦いに集中することとなった。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。