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Jリーグ 10年前

G大阪、宇佐美の4試合連続弾&4連勝で2位浮上。清水と甲府は泥沼4連敗…J1第6節

明治安田生命J1リーグ第6節が16日に1試合、18日に8試合開催され、全国各地で熱戦が展開された。

text by 編集部 photo by Getty Images

宇佐美が4戦連続ゴール。川崎Fはシュート40本超えの乱打戦を制す

Shonan Bellmare v Gamba Osaka - J.League
宇佐美貴史は4試合連続ゴール【写真:Getty Images】

 アウェイで湘南ベルマーレと対戦したガンバ大阪は、序盤こそ劣勢を強いられるものの徐々に流れを掴んで優位に試合を進めていく。

 26分、セットプレーの流れから遠藤保仁がクロスを上げると、エリア内で丹羽大輝が落として米倉恒貴がシュートを放つ。一度はGKに弾かれたものの、こぼれ球に宇佐美貴史が詰めて先制点を手にした。

 このゴールが宇佐美の4試合連続となるシーズン7得点目となり、得点ランク単独トップを突っ走っている。

 さらにG大阪は試合終了間際に遠藤がPKを決めて2-0で湘南を破り4連勝。順位を2位まで上げた。湘南は6試合を終えて無失点が1試合しかなく、2試合連続無得点。内容は徐々に向上しているが、FC東京戦につづいてホーム連敗を喫している。

 アウェイの地に乗り込んだ川崎フロンターレは、乱打戦を制した。押していた28分にウイルソンのゴールでベガルタ仙台に先制を許すが、後半立て続けに小林悠とレナトがゴールを奪って、逆転に成功する。

 80分に多々良敦斗のJ1初ゴールで追いつかれるが、86分に2得点を演出した大久保嘉人が自らもゴールを挙げて勝負あり。仙台が20本、川崎Fが22本とノーガードでシュートを打ち合ったが、前線のクオリティで上回った川崎Fが2-3でアウェイから貴重な勝ち点3を持ち帰った。

 昇格組通しの対戦となったモンテディオ山形対松本山雅は両者ともに決め手を欠き、スコアレスドローに終わっている。

 山形の高木利弥、松本の前田直輝というともに今季リーグ初先発の2人が攻撃の起点となってチャンスを作り出すが、FW陣がシュートを決め切れず無得点。松本はオビナが常に相手の脅威となって前線に君臨したが、山形の守護神・山岸が好セーブ連発でしのぎ、勝ち点1をもぎ取った。

 ヴァンフォーレ甲府は負のスパイラルを抜け出せずにいる。ホームにサガン鳥栖を迎えたこの一戦、序盤から押し込まれると中盤でプレスをかけられず、鳥栖のやりたいように崩される展開となる。

 4分、豊田陽平のPKで鳥栖に先制を許すと、25分には右サイドでキレのある動きを見せていた水沼宏太が追加点を奪い、最後は豊田が2点目となるミドルシュートを突き刺して勝負を決めた。

 この試合に敗れた甲府は泥沼の4連敗で通算1勝5敗となり、最下位に沈んでいる。

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