試合開始35秒で先制点を奪ったFW武藤嘉紀【写真:ダン・オロウィッツ】
明治安田生命J1リーグ1stステージ第6節が18日に行われ、FC東京はサンフレッチェ広島に1-2で敗れた。
試合開始35秒で先制点を奪ったFW武藤嘉紀。「ラッキーゴール」と振り返ったが、ホーム味スタでのゴールを誓っていた日本代表ストライカーがサポーターを歓喜させた。それでも、最終的には逆転負け。チームの連勝も3で止まった。
武藤自身も後半はほとんど仕事をさせてもらえなかった。相手からの警戒も感じている。
「バックラインがしっかり残っていて、カウンターも仕掛けられなかった。(裏のスペースは)だいぶケアされてました」
自らの得点でチームに勝利をもたらすことにこだわる武藤だが、この日はそれができなかった。また、これまで堅守を誇っていた守備でも2失点を喫した。「どこかで課題があると思うので、それを直していきたい」と武藤は前を向いた。
手数をかけない素早い攻撃でゴールを陥れてきたFC東京だが、広島の守備陣もしっかり対応してきた。今後も相手の研究により、速攻を仕掛けられない場面が増えると思われる。
武藤は「相手のブロックを崩す工夫をもっとしないといけない」と話し、「攻撃にかける人数をもう少し増やしたかった」と、課題を口にした。
首位からは陥落したが、悲観はしていない。「まだ1試合負けただけなので。しっかり切り替えてやっていきたい」
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