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ハリル効果? マッチコミッショナーが試合後ロッカールームで意見交換

text by 編集部 photo by Getty Images

ハリル効果? マッチコミッショナーが試合後ロッカールームで意見交換

マッチコミッショナーの訪問を喜ぶトニーニョ・セレーゾ監督【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ第6節が16日に1試合行われ、鹿島アントラーズはアウェイで柏レイソルと対戦して3-1で勝利している。

 同試合終了後の会見で、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は、マッチコミッショナーが両チームのロッカールームを訪れ、意見を求めてきたことを明かした。

 同監督は「今日は良いことがあった」と述べた後、「マッチコミッショナーが試合後に両チームのロッカールームに来て、試合についての意見を求めてきた」と、話している。

 その姿勢にセレーゾ監督は感服し「マッチコミッショナーを称えたい」と称賛。そして「リーグ、レフェリングにおいて積極的に情報収集する姿勢は、なかなか日本では見受けられなかった」と振り返り、「このような意見交換は今後のリーグの発展にもつながっていく」と、コメントした。

 14日に開かれたJ1、J2実行委員会で、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、日本のJリーグのレフェリングに改善を呼びかており、その効果が早くも出たと思われる。

 球際の激しさの必要性を訴えているハリルホジッチ監督同様に、セレーゾ監督も「監督として人間として日本の文化をリスペクトしている。日本人選手は悪意を持っていない。純粋にサッカーをプレーする国民性」と前置きしつつ「私はイエローカードをもらった選手をほめる。DFであり体格があるのに競りに行かないのはあってはいけない。フェアなコンタクトはありだと思っている」と、悪質なプレーでなければ激しく当たりに行くべきだと感じているようだ。

 それを踏まえて、同試合の出来事を称賛し「情報整理をし、必要なものを改善して良くしていければ」と、今後のJリーグ、そして日本サッカーの発展に期待を寄せた。

【了】

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