スタイルを継続したいザッケローニ監督
コンフェデとウルグアイ戦を合わせて4試合で13失点。特にザッケローニ監督が「新たなステージ」と語って臨んだウルグアイ戦での4失点が当の選手たちにも大きなショックとなったことは、彼らのコメントからもうかがえる。
ここから問題となるのは、本大会に向けてどういうスタイルを打ち出していくかということ。ザッケローニ監督はウルグアイ戦の後も「より多くの得点を狙うチームにはそれだけ失点のリスクが伴う。それだけの話だと思う。私自身が攻撃的サッカーを信じている」と現在のスタイルを継続することを強調した。
確かにチームが目指す方向性を、目先の結果によってコロコロと変えるべきではないが、アジア最終予選を終え、残り1年での強化を目指す中で4試合13失点(東アジアカップをのぞく)という結果は何かを変えるべき指標でもあるだろう。
その変更点を探る上で欠かせないのは14失点の分析だ。やはり目立つのはセットプレー絡みとディフェンスの直接的なミスだ。カウンターから喫した失点でも、ディフェンスラインの連係ミスが絡んでいる。
「多少個人のミスも絡んできているんで、守備の守り方とか、システムがどうこうとかだけじゃないと思う」と語る右サイドバックの内田。
「向こうの(トップクラスの)選手は失点に絡むチョンボみたいなミスをしないですよね。タテパスをミスる、横パスをミスるは向こうも僕らもありますけど、失点に絡む直接のミスはやっぱり少ない」とミスの問題を指摘する。
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