来季ドルトムント就任が濃厚とされているトーマス・トゥヘル氏【写真:Getty Images】
今季限りで退任が発表されたボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督。その後任に有力候補として挙がっているのが元マインツ監督のトーマス・トゥヘル氏だ。現地時間16日のドイツ紙『ビルド+』では、両者の合意はもう間もなくだと報じている。
トゥヘル氏は、ハンブルガーSV(HSV)の監督就任が濃厚と見られており、ほぼ決定的だとドイツ各メディアは報じていた。また、年俸320万ユーロ(約4億5000万円)で2019年までの4年契約と言う具体的な数字まで明かされていた。
ところが、トゥヘル氏の弁護士が月曜日に考える時間が欲しいと伝えたという。早期決着を望んでいたHSVは、15日にブルーノ・ラッバディア氏の監督就任を発表。トゥヘル氏との交渉を打ち切った。
同紙によれば、ちょうどクロップ監督退任の3週間前にトゥヘル氏とドルトムントに接触があり、話し合ったと言われている。
ドルトムント側の提示は2019年までの4年契約で、年俸は4年間で最大20万ユーロ(約28億円)までだったと言われている。さらに、来季のメンバー構想についても話し合いを行い、今夏で契約が満了するレアル・マドリーのMFサミ・ケディラの獲得交渉も行うことを話したようだ。
ケディラにはシャルケが興味を示しており、以前から加入が濃厚とされているが、まだ合意には至っていない。
トゥヘル氏とドルトムントの交渉は順調な様子で、残すはサインのみと同紙は述べている。
果たして新生ドルトムントにトゥヘル氏とケディラは加わるのだろうか。
【了】