バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、自身が決めたキャリア通算32回のハットトリックについて「全部は覚えていない」と、14日のクラブ公式サイトに語った。
昨年11月にはスペインリーグ通算最多得点記録を塗り替え、今年3月には32回目のハットトリックを達成したメッシ。その32個のボールは記念として持ち帰り、大切に保管しているが、その試合内容やゴールについては覚えていないという。
「今聞かれても、分からない。思い出すためには僕はゴールを見直す必要があるし、もしくは誰かにどういうゴールだったか教えてもらう必要がある」
一方、最も覚えているハットトリックについては、2006-07年シーズンにバルセロナの本拠地カンプノウで3-3の引き分けに終わったレアル・マドリーとのクラシコを挙げている。
「あの試合はすごく特別だった。大一番だったし、僕にとっての初めてのハットトリックだった。結局あのシーズンは優勝できなかったけど、あの時点では首位を走っていたから、大きな意味を持つものだった」
バルセロナは31節を終えて2位レアル・マドリーと勝ち点2差で首位を走っているほか、国王杯では5月30日にカンプノウで行われるビルバオとの決勝戦に進出。チャンピオンズリーグでも8強に駒を進めており、今季3冠の可能性を残している。
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