マインツでは好調だったが代表では無得点
14日のウルグアイ戦の直前に開幕した13-14ブンデスリーガで、いきなり新天地での初ゴールを挙げた岡崎慎司(マインツ)。その相手が2年半プレーした古巣・シュツットガルトだったから、本人の感慨もひとしおだった。
「気持ちは入っていた。自分が2年半やってきたことを出す場だったので、それが結果として表れた。シュツットガルトで引きずっていたものもあったので、スカッとした部分はあった。
なんで出られないのかといろいろ考えていたし、出してくれという思いもあったし、そういうものを自分自身で取り戻した感じがある。新しいチームで溶け込めるようになるためにはゴールが必要。練習試合でも僕だけゴールがなかったので、大事なところで取れたことはよかった」と岡崎は意気揚々と語っていた。
ウルグアイ戦は前日合流だったにもかかわらず疲れを感じさせなかったのも、ゴール効果が大きかったのだろう。
それだけに約2か月ぶりの代表戦でも得点が期待されたが、ノーゴールに終わった。前半31分の左CKからのヘッドや後半開始早々に裏へ抜け出しGKと1対1になった場面など決定機は何度かあったが、それを決めきれない。2-4という結果以上に岡崎は自分の決定力のなさを悔やんだ。
「前線が簡単なミスをして守備の負担を掛けていた部分もあるし、失点というのはあり得ることなんで、攻撃陣が最初にもっと点を取って、ラクにできるようにしないといけないなと思います。
俺らにもチャンスが沢山あったし、その差で負けたと思っているので、得点勝負で勝つくらいの気持ちで僕らが決定機を決めていかないと勝てない。まだまだですね。相手のカウンターのクオリティとか、シュートまでいくうまさとか、やってみて高いなって思いました。僕らも見習わないといけない」と彼は不完全燃焼感を露わにした。