中村憲剛【写真:Getty Images】
川崎フロンターレは10日、明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節・浦和レッズ戦に向けて練習を行った。
等々力競技場での浦和戦は相性が良く、昨年はホームで2-1と勝利を収めた。中村憲剛も「向こうとしても悪いイメージはあると思う」と話す。しかし、「ピッチの中に入ったらどっちも(相性は)感じない」とも明かしている。90分間でチャンスを決め切り、そしてピンチを防ぐという当然のことを遂行しなければならない。
毎年の大型補強で、戦力はリーグトップクラスの浦和。中村も「誰が出てくるかわからない。前線なんかそっくりそのまま変わってもおかしくないと思う」と、相手の選手層の厚さを認める。
浦和の前線がどのような組み合わせで来るかは気になるところだ。「個性がそれぞれ違う。ただ、個性は違うんですけど、やってくる形というのは誰が出ても一緒、というのはある」と中村は分析する。
選手それぞれに特徴があるものの、崩しの型はある程度固まっているという。そのことは、中村の他にも複数の選手が証言している。
だからと言って、対応が簡単かというとそうではない。加えて、「浦和のキーマン」と中村が警戒する阿部勇樹もスタメンに戻ってくると思われる。川崎も調子を上げてきたとはいえ、油断は禁物だ。
1stステージ優勝を争うライバル同士の対決。川崎としてはここで浦和を叩き、上昇気流に乗りたいところだ。
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