好守で勝利に貢献したGKマヌエル・ノイアー【写真:Getty Images】
【レバークーゼン 0-0(PK 3-5)バイエルン DFBポカール 準々決勝】
DFBポカール(ドイツカップ)準々決勝が現地時間8日に2試合行われ、バイエルン・ミュンヘンはアウェイでレバークーゼンと対戦している。
リーグ戦でボルシア・ドルトムントと対戦し、勝利したバイエルン。3週間で7試合という過密日程のなかで、DFダビド・アラバ、アリエン・ロッベンが長期離脱。またMFフランク・リベリ、バスティアン・シュバインシュタイガーなど負傷者が続出している。
3冠のために落とせない試合だが、相手はリーグ4位につける強豪レバークーゼンとなった。
試合は、立ち上がりからホームのレバークーゼンが積極的に仕掛ける。しかし、決定的チャンスは生まれない。
バイエルンもなかなかPA内に有効なボールを出せないで進んだ34分にアクシデント。ベナティアが負傷を訴えローデと交代。バイエルンはまた1人故障者を出してしまった。
こう着状態が続いた39分にバイエルンが決定的チャンス。PA内でフリーのミュラーがシュートを放つが、GKレノのセーブで先制とはならない。
結局どちらも得点は奪えず前半はスコアレスで折り返した。
後半チャンスを得たのはレバークーゼン。しかし、ヒルバートのシュートは枠をとらえられなかった。
バイエルンもレバンフスキがPA内で好機を得るが、シュートは打てず。60分には同選手が左からのCKを頭で決めたかに見えたが、ファウルの判定で先制とはならなかった。
65分にはレバークーゼンがビッグチャンス。ベララビが抜け出しシュートを放つがGKノイアーがファインセーブ。
その直後にはバイエルンもビッグチャンスを迎えるが、こちらもレノがゴールを許さない。
70分過ぎにはDFのミスから、バイエルンが立て続けにピンチを迎えるがノイアーの驚異的な守備でゴールを割らせない。
どちらもGKの好守で得点が奪えないまま時間が過ぎていく。結局0-0のまま90分が終了し、試合は延長に突入した。
延長に入っても両GKの集中は途切れず、得点は生まれない。延長でも勝負はつかず、再三好セーブを連発したGK同士の決着にふさわしいPK戦となった。
PK戦ではレバークーゼンの1人目をノイアーがストップ。
バイエルンは全員がきっちりと決めて5-3で勝利。準決勝進出を決め3冠に一歩前進した。
【得点者】
なし
【了】