ユナイテッドに所属するMFマタ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのトッテナムは、夏の移籍でマンチェスター・ユナイテッドに所属するスペイン代表のMFファン・マタの獲得に動くようだ。
26歳のマタは、レアル・マドリーの下部組織で育ち、バレンシアを経て、2011年夏にチェルシーへ加入。移籍初年度から主力としてチームをけん引し、リーグ戦では12ゴール13アシストを達成した。また、FAカップ決勝とチャンピオンズリーグ決勝でそれぞれアシストを記録し、クラブの2冠獲得にも貢献している。
しかし、2013年からチェルシーの指揮官に復帰したジョゼ・モウリーニョ監督の構想から外れると、2014年1月に移籍金3710万ポンド(約66億円)の4年半契約でユナイテッドへ移籍。今シーズンはリーグ26試合でリバプール戦で決めた決勝ボレーを含む7ゴールを挙げる活躍を見せている。
英紙『メトロ』によれば、トッテナムを率いるマウリシオ・ポチェティーノ監督が、2011年からプレミアで活躍するゲームメーカーの獲得に関心を示しており、移籍金1830万ポンド(約32億円)でオファーする準備を進めているようだ。同クラブは、マタがチェルシーを退団する際にも交渉に動いたが、ユナイテッドとの争奪戦に敗れ、移籍を実現させることができなかった。
同紙は、ユナイテッドは昨年同様に夏の移籍で大物の獲得に動くことは間違いないと見ており、仮にMFガレス・ベイルやMFポール・ポグバのような選手がチームに加われば、マタはクラブでのポジションを失うと指摘。そのため、移籍金次第では同選手が放出される可能性も伝えている。
アトレティコ・マドリーもマタの獲得に興味を示していると報じられているが、同選手はイングランドでのプレーを好んでいるため、トッテナムが移籍金を上積みさせることができれば一気に交渉が進展するやもしれない。
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