ハビエル・エルナンデス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドからの期限付き移籍でレアル・マドリーに所属している“チチャリート”ことハビエル・エルナンデスの周囲が騒がしくなっている。
出場機会を求めてスペインへ渡ったチチャリートは、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドで構成される「BBCトリオ」の影に隠れて活躍の場が限られている。
今季はリーグ戦14試合に出場しているが、先発はわずか1試合にとどまっている。一方で約250分間のプレーにもかかわらず3得点を挙げており、勝負強さは健在だ。
しかし、チチャリートの将来はスペインにもイングランドにもないようだ。6日に英紙『デイリー・メール』が報じたところによれば、今夏マドリーとユナイテッドを退団し、アメリカへ向かう可能性があるという。
毎年多くのスター選手がアメリカを新天地に選んできたが、チチャリート獲得を狙っているのは今季からMLSに参入したオーランド・シティだ。
すでに元ブラジル代表カカーが所属している同チームは、さらなる戦力アップを目論んでおり、相棒に26歳のメキシコ代表FWを据えたいと考えているようだ。
先月、英紙『エキスプレス』はオーランド・シティがイタリア代表FWマリオ・バロテッリ獲得を望んでいると報じており、ヨーロッパのトップレベルでプレーするストライカーを狙っているのは間違いない。
また、オーランド・シティは本拠地であるフロリダ州の土地柄、ラテンアメリカ系のファンに対するアピールを強化したいという意図もある。
チチャリートにはサウサンプトン、ストーク、ウェストハム、エバートンといったイングランド勢や、ミラン、ラツィオ、インテルといったイタリア勢からの関心も伝えられている。今夏の移籍が濃厚なため、争奪戦は激しさを増しそうだ。
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