バイエルン戦で敗れたドルトムント
バイエルンとの“ドイツ・クラシコ”に敗れた後で、DFシュメルツァーは次のようなコメントを残した。
「DFBポカール(ドイツカップ)で僕たちが勝ち進む可能性はまだ高い。このトーナメントでは、僕たちはこれまでベストの戦いを見せてきた。ホッフェンハイムが立ちはだかるけど、僕たちはここを通過するつもりだ。90分間集中して立ち向かえば、次のラウンドに進めるだろう」
4月7日、8日の2日に渡って、DFBポカールの準々決勝がドイツ各地で行われる。ドルトムントは7日、ホームに同じく1部所属のホッフェンハイムを迎えることになる。
ここでは、ホッフェンハイム戦のドルトムントの先発メンバーを予想してみることとする。
まず【GK】から。これまでDFBポカールでは、1回戦(対シュトゥットガルター・キッカーズ)、2回戦(対ザンクトパウリ)、3回戦(対ディナモ・ドレスデン)と一貫してオーストラリア代表のランゲラクが務めてきた。また昨年、チームが絶不調の中でバイデンフェラーがスタメン座を外されて、ランゲラクが4試合に渡って先発したこともあった。ホッフェンハイムをホームに迎えた試合からランゲラクは正GKの座に付き、0-1での勝利に貢献している。
DFBポカールのこれまでの対戦相手のカテゴリーは2部以下であり、リーグ戦ではホッフェンハイムは7位と上位に付けている。決して侮れない相手だ。しかし「これまでベストの戦いを見せてきた」という流れ、またバイデンフェラーへの中休みを考えて、【GK】をランゲラクとする。今週末には3位ボルシアMGとの試合が控えている。
次に【DF】。CBコンビは、フンメルスとスボティッチになるだろう。左SBはシュメルツァー。右SBには、中断期間中にチーム練習に復帰したドゥルムが入るのではないだろうか。ドゥルムは昨年12月17日のヴォルフスブルク戦から負傷により戦列を離れていた。バイエルン戦ではソクラティスが右SBに入った。しかし本職はCBで、対人戦では強さを発揮するが不用意なドリブルが多く見られるなど、やはりSBで本領を発揮するのは難しい。