バスが銃撃されたフェネルバフチェ【写真:Getty Images】
トルコサッカー連盟(TFF)は現地時間6日、リーグ戦第27節とカップ戦を1週間延期すると発表した。
トルコでは4日、リゼスポル対フェネルバフチェの試合後にフェネルバフチェのチームバスが武装した数人の男に襲撃される事件が発生。
これにより運転手が深刻な負傷を負い病院に運ばれた他、バスには銃弾が撃ち込まれる事態となっている。幸いなことに選手、スタッフに負傷者は出なかったものの、一歩間違えれば死者が出ていた事件になっていた。
原因はいまだ不明だが、同試合とは無関係のトラブゾンスポルのサポーターの犯行と見られている。同クラブとフェネルバフチェは2010-11シーズンに発覚した八百長疑惑の影響で対立が続いており、それが発端ではないかと推測されている。
フェネルバフチェ側は「この事件が解決するまでは、試合を行うことは避けなければならない」と語り、国内サッカーの活動停止を呼び掛けていた。
これを受けてTFFは、同国スポーツ大臣と協議の結果、週末に行われる予定のリーグ戦の延期を決定した。
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