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日本代表 11年前

ウルグアイ戦で先発濃厚の柿谷曜一朗。代表に定着し、前田遼一を超えるために必要なこととは?

ウルグアイと親善試合を戦う日本代表。これまで1トップのファーストチョイスだった前田遼一が招集されなかったことから、柿谷曜一朗が先発する可能性が高まっている。東アジア杯で結果を出した柿谷が代表に定着し、そして前田を超えるために必要なこととは何か?

text by 元川悦子 photo by Asuka Kudo / Football Channel

タテ関係になる本田との意思疎通

 A代表デビューとなった7月の東アジアカップで2試合3得点という華々しい活躍を見せ、日本の初優勝の原動力となった柿谷曜一朗。彼が2014年ブラジルワールドカップに挑むザックジャパンの切り札になる可能性は日に日に高まっている。

 14日のウルグアイ戦に向け、彼を再び招集した日本代表のザッケローニ監督も「彼は才能ある選手。可能性をつぶしたくない。ゆっくり成長してほしい」と長期ビジョンでチーム定着を図る考えを口にした。

本田圭佑
本田圭佑【写真:工藤明日香(フットボールチャンネル)】

 しかし、ウルグアイ戦に向けての合宿初日だった12日、指揮官はいきなり彼を本田圭佑や遠藤保仁らが陣取る主力組の1トップに抜擢。戦術確認を行ったのだ。タテ関係に位置する本田と意思疎通する場面もあり、本人も意識を高めている。

「練習のやり方は韓国の時とあんまり変わらなかったけど新鮮でした。圭佑君からは『自由にやれるところはやっていこう』と。『お互い入れ替わってもいいやん。ストレスを感じひんように』って声かけしてもらった。

 練習ではチームのやり方があるから、下がりすぎず広がりすぎずってのがあったけど、試合になったらそこは臨機応変に行こうと思いましたね」と柿谷は言う。

 本田に関しては、東アジアカップの際、「一緒にやったことないから分かんないけど、左足がヤバい」とコメントするにとどまったが、実際に同じピッチに立ってみて、一緒にプレーするイメージを膨らませつつあるという。

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