人種差別と戦うサッカー界【写真:Getty Images】
またもサッカー界で人種差別問題が起こってしまった。それも、今回は幼い子どもが被害者となっている。6日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』を含む複数のメディアが報じた。
事件が起こったのは、U-10ユニバーサル・カップのミラン対パリ・サンジェルマン戦だ。同試合に出場していたミランの選手に対して、パリ・サンジェルマンの親たちが人種差別的なブーイングを行なったという。
被害を受けたミランは試合を続行したものの、主催者に失望を表明している。一方で、選手として参加した子どもたちは落ち着いており、正しい振る舞いを貫いたそうだ。
この事件には有名代理人であるミーノ・ライオラも自身のツイッターにて失望のコメントを表明している。
「今日のユニバーサル・カップ・ミラン対パリ・サンジェルマンでショッキングなことが起きた。親たちが10歳の子どもに対して人種差別的ブーイングをしたんだ。子どもたちをサポートする。レイシストは無知で弱い」
Shock UniversalCup inc. Milan/PSG cl2004 genitori hanno fischiato ragazzi di colore.
Sosteniamo i ragazzi i razzisti sono ignoranti e deboli
— Mino Raiola (@MinoRaiola) 2015, 4月 5
サッカー界は人種差別問題に取り組んでいるものの、依然として問題は多発している。果たして、人種差別を根絶できる日はやってくるのだろうか。
【了】