ポルトに所属するMFブライミ【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのミランは、夏の移籍でポルトのMFヤシン・ブライミの獲得に動くようだ。
25歳のブライミは、パリで生まれると、FWニコラ・アネルカやティエリ・アンリ氏ら数多くのスター選手を輩出しているクレールフォンテーヌのアカデミーで幼少期を過ごす。2006年にレンヌの下部組織に移ると、各世代のフランス代表でもプレーし、若手の有望株として欧州のスカウトから注目を集めるようになる。
また、 2014年のブラジルW杯では、現日本代表指揮官のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いるアルジェリア代表の一員としてプレーすることを選択し、グループリーグの韓国戦で代表初得点を記録。同国初ののベスト16進出に大きく貢献した。
今シーズン開幕前にグラナダから移籍金650万ユーロ(約8億5000万円)の5年契約でポルトに加入。9月に行われたチャンピオンズリーグのBATEボリソフ戦では、キャリア初のハットトリックを達成し、現在公式戦33試合で12ゴールの活躍を見せている。
ポルトガル紙『オ・ジョゴ』によれば、ミランはブライミの獲得に関心を示しており、ヨーロッパリーグ出場権とクラブ売却の進捗状況次第でオファーするかどうかを決断するという。しかし、アーセナル、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンら豊富な資金を抱えるクラブも同選手を狙っており、ミランは争奪戦を避けられない状況だと報じられている。
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