インテルのアウジリオSD【写真:Getty Images】
インテルのピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)は、低迷するクラブの所属選手に意識改革を促している。
4日の試合で最下位パルマに1-1で引き分けたインテルは、オフ返上でトレーニングを行う声明を発表した。また、エリック・トヒル会長は、現在10位に沈むチームを見兼ね、ヨーロッパリーグ出場権を獲得できなかった場合、選手たちのバカンスをカットする考えを示している。
インテル公式TV『インテル・チャンネル』でアウジリオSDは「ひどく憤慨している。これからは今までとは違う方法でチームの強化を図りたい。我々はセリエAのチームとして特徴を失いかけている。それを身につけない限りパルマが相手であっても倒すことができないということだ。
我々は自信を失っているわけではない。ただ、インテルのユニフォームに相応しい価値を示したければ、選手はより良くプレーし、ホームの地の利を生かさなければならない。
(ロベルト・)マンチーニ監督とは昨晩ミーティングを行い、将来に向けての準備について話し合った。これからはインテルのユニホームを着用できる選手とそうでない選手が誰なのかを見極めていく。
シーズンがすでに終わったと考えるのは誤った判断だ。インテルのメンバーは我々よりも高い順位表にいるクラブの選手より素晴らしい。個人レベルで言えば、インテルは全てを成し遂げられる選手が揃っている。彼らがインテルの選手だという自覚があるかが問題だ」とチームの現状を語った。
インテルは次節、アウェイでヴェローナと対戦する。
【了】