サンダーランドに所属するFWデフォー【写真:Getty Images】
プレミアリーグ第31節が5日に行われ、サンダーランドはホームでニューカッスルと対戦した。
イングランドで最も熱量が高い伝統の一戦“ウェア・タイン・ダービー”で主役となったのは、1月にカナダから加入した32歳のベテランストライカーだった。
前半アディショナルタイム、最前線の選手がハイボールに競り勝つと、FWジャーメイン・デフォーがエリア手前から左足でダイレクトボレーを放ち、ゴール右上に決勝弾を叩き込んだ。同選手はハーフタイムを迎えると涙を流しながらドレッシングルームに戻り、80分の交代時には大きな拍手が送られた。試合はサンダーランドが1-0で勝利している。
英メディア『スカイ』で試合後のインタビューに答えたデフォーは「信じられない気持ちだ。足を離れた瞬間に入ると分かった。言葉では表現できない。様々な理由が絡み合いとても感情的になってしまったんだ。
このゴールはベストの一つに入る。ダービーの試合で決めることは、より大きなことだからね。チームメートからも雰囲気は凄いと聞いていた。試合を楽しみにしていたし、こういったゴールを決めることは素晴らしいことだよ。全てのサンダーランドファンに喜んでもらえることを願っている」と得点シーンを振り返った。
また、サンダーランドを率いるディック・アドフォカート監督は「素晴らしいゴールだった。彼は先週ハムストリングの問題で練習ができなかったんだ。不安を抱えたままの状態で得点を奪えたことは大きい」とデフォーの活躍を喜んだ。
サンダーランドは、デフォーの約2カ月ぶりのゴールでダービー5連勝を達成。次節はホームにクリスタル・パレスを迎える。
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