キングカズが2季ぶりの得点も…
明治安田生命J2リーグ第6節の全11試合が5日に全国各地で行われた。
ホームにジュビロ磐田を迎えた横浜FCは14分に“キングカズ”こと三浦知良のJリーグ最年長得点記録を更新するゴールで先制し、38分に小池純輝が追加点を奪う。
しかし、前半アディショナルタイムに磐田の小林祐希がゴールまで約40mの距離から強烈な無回転FKを沈めるとそこから流れは一変。
後半に入って小林に同点ゴールを許し、最後は途中出場の松浦拓弥が決勝点。2点差をひっくり返した首位の磐田が好調を維持する3連勝を収めた。
前節ジェフ千葉と4-4の激戦を演じたセレッソ大阪はアウェイで今季未だ勝利のないFC岐阜と対戦した。
大雨で沼のようになったピッチに苦しむ両チームだが、岐阜はシンプルな攻撃に活路を見出し、C大阪ゴールに迫る。しかし、決定機を外し続けていると、66分に岐阜は味方同士の交錯でこぼれたボールをフォルランに拾われて失点。
その後、82分にクリアミスを突いたカカウが華麗なループシュートで追加点を奪って終戦。自滅した形となった岐阜は4連敗で最下位に沈んでいる。
3試合勝ちのないファジアーノ岡山はアウェイで徳島ヴォルティスと激突。17分、徳島は内田裕斗のゴールで先制するが、35分に初先発の矢島慎也、41分に片山瑛一と立て続けに得点を許し、岡山に逆転されてしまう。
後半、同点を目指して怒涛の攻めを見せた徳島だが、GK中林や岩政、久木田らを中心に最後まで集中を切らさず守り切って今季3勝目を手にした。一方の徳島は昨季J1を戦った面影は全くなく、1勝2分3敗と大いに苦しんでいる。
ホームに東京ヴェルディを迎えたコンサドーレ札幌は、60分に南秀仁のゴールで先制を許すが、10分後にナザリトが3試合連続となるゴールを奪って1-1のドローに持ち込んだ。J1昇格を目指す札幌も思うように勝ちを重ねられず、中位を抜け出すことができていない。
ツエーゲン金沢はホームでザスパクサツ群馬を破って3連勝を達成した。群馬は34分にカウンターから野崎桂太のゴールでするが、金沢は辻尾真二の直接FKと水永翔馬の得点で逆転し、勝負強さを見せつけた。