ホセ・ルイス・ガヤ【写真:Getty Images】
今季スペインの名門バレンシアで頭角を現した19歳のDFホセ・ルイス・ガヤに欧州各国の強豪クラブから熱い視線が注がれている。
ガヤはスペインU-21代表に名を連ね、バレンシアから飛び立ったジョルディ・アルバやファン・ベルナトといった選手の後継者として期待されている若手有望株だ。
今季はリーグ戦27試合に出場して1得点。7枚のイエローカードをもらうなど守備面にはまだ課題を残すが、特大の伸びしろを備えている。
現行契約は2018年まで残っているが、バレンシアは3年の延長と大幅給料アップに加え、契約解除に必要な違約金を引き上げるオファーをガヤに提示した。
しかし、先月31日付けのスペイン紙『アス』によれば、ガヤはそのオファーを拒否しており、早い段階でのステップアップに興味をもっているという。
そして、4日付けの英紙『ミラー』が移籍先候補として、元々噂のあったレアル・マドリーに加えてチェルシーとマンチェスター・シティの名前を挙げている。
契約延長が間に合わなければ1320万ポンド(約23億円)の違約金を支払えば引き抜けるガヤは、資金力のある3クラブにとってお買い得と言える。
特にシティは同じ左SBのアレクサンドル・コラロフが今季限りで退団すると見られており、同ポジションの補強は優先事項だ。
ガヤと似たケースでは、昨夏退団したファン・ベルナトがバイエルンで大ブレイクを遂げた例があり、本人も移籍に前向きと見られている。
夏に新天地へ挑戦するのか、クラブと契約を延長してバレンシアでさらなる成長を目指すのか、ガヤの選択に注目が集まる。
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