来季で見納め?「バークレイズ・プレミアリーグ」【写真:Getty Images】
来季からシーズン総額で51億3600万ポンド(約1兆円)と世界一巨額な放映権料を獲得したイングランドのプレミアリーグだが、メインスポンサーである「バークレイズ・バンク」が撤退する可能性があるという。現地時間2日のドイツ紙『キッカー』が報じている。
プレミアリーグは現在、メインスポンサーである「バークレイズ・バンク」を冠してバークレイズ・プレミアリーグとも呼ばれている。
その「バークレイズ・バンク」は、2012年に同リーグと来季いっぱいまでのスポンサー契約を延長した。来季終了後に契約の切れる同社だが、どうやら延長の意思はないという。
前回の契約の際は8200万ポンド(約140億円)から1億2000万ポンド(約204億円)へと増額したバークレイズ。しかし、信じられないような巨額の放映権料を獲得する同リーグに、メインスポンサーとしてこれ以上の増額は無理だと考えた様子。
世界的人気を誇るプレミアリーグに対し、各企業はメインスポンサーを務めるチャンスが巡ってきたと言えるが、破格なスポンサー料がネックとなり手を挙げる企業は少ないようだ。
イングランドはFA杯のスポンサーを務めていた「バドワイザー」が2014年で契約が終了し、現在の同杯はメインスポンサー無しの状況。さらに、リーグカップも2012年からスポンサー務めている「キャピタル・ワン」との契約が来季で終了する。
いずれにせよ来季のイングランドサッカーはスポンサー探しに奔走させられそうだ。
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