イタリア代表のFWペッレ【写真:Getty Images】
イタリア代表は31日、ユベントス・スタジアムで行われた国際親善試合でイングランド代表と対戦した。
イタリアは29分、プレミアリーグでプレーするFWグラツィアーノ・ペッレが、左サイドからのクロスを頭で合わせて先制ゴールを決めるも、79分に追いつかれ、1-1で引き分けた。
ペッレは今季、フェイノールトからサウサンプトンに移籍。シーズン前半戦の活躍が認められ、2014年10月に代表に初招集されると、デビュー戦となったマルタ戦でいきなり初得点を挙げる。しかし、リーグ戦では全試合に出場するものの、後半戦は勢いに陰りが見え始め、ゴールが遠ざかっている。
伊メディア『ライ・スポルト』でペッレは「全ての試合に新しい物語がある。チャンスを与えてくれた(アントニオ・)コンテ監督には感謝している。ゴールと(ジョルジョ・)キエッリーニのアシストに幸せを感じているよ。選手は何が自分にできるかを示すためにプレーするものだ。マルタ戦で結果を残したことが、この機会につながったのだと思う。
(2トップを組んだ)エデルとはすでにサンプドリアで共にプレーしていたから問題なかった。互いに異なる特徴をもつため、ピッチ上では新しいことを生み出せるコンビだと思う。
後半にも得点を挙げられればよかったが、(ジョー・)ハートにうまく守られてしまった。もう少し冷静な駆け引きが必要だっかもしれない。我々はリードを広げられるチャンスがいくつかあったため、この結果は残念だ。
クラブではここ10試合でシュートが9回もポストを叩いている。これがイタリアだったら論争が巻き起こっていただろうね。他のチームから研究もされているし、今は自分自身のことよりもチームメートを生かすことを考えてプレーしている。もちろん常にゴールは狙っているが、FWとして仲間の得点を演出することも重要な仕事だ」と語った。
イタリアは3月28日に行われたユーロ予選のブルガリア戦でも2-2の引き分けに終わり、グループ首位のクロアチアに勝ち点2差の2位をキープしている。
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