さらに価値の増していくUEFAの大会【写真:Getty Images】
UEFAは現地時間31日、スウェーデンのストックホルムで行われた欧州クラブ協会(ECAの総会で2015年から2018年までの収益金分配方法を発表した。
すでに分配方法は欧州各国から承認を受けており、今回正式な詳細を発表している。
収益は今回から初めて一元化されることとなり、チャンピオンズリーグ(CL)が3.3、ヨーロッパリーグ(EL)が1の固定比率で各参加チームに再分配される事となる。
さらに連帯金も増えることでCL、EL参加クラブの収入がこれまで以上に増える。
CLの1シーズンの予想分配総額は12億5700万ユーロ(約1619億円)、そのうちプレーオフに出場チームには総額5000万ユーロ(約64億円)が分配される。
グループステージから出場するチームへの分配金総額は12億700万ユーロ(約1636億円)となっており、これが放映権などの変動支給用の分配金40%と一律支給金60%に分けられる。
一律支給金からそれぞれ1200万ユーロ(約15億円)の参加賞金を受け取り、勝敗によって賞金も振り分けられ、グループステージ参加の1クラブが受け取ることができる最高額は5450万ユーロ(約70億円)となる。変動支給用の分配金が加わる。
ELではグループステージ以降に出場するチームに、総額3億8100万ユーロ(約491億円)が支給され、それぞれ240万ユーロ(約3億1000万円)の分配金を受け取る。
これも勝敗やステージ順位などで賞金が振り分けられ、受け取ることのできる最高額は1531万ユーロ(約20億円)となる。CL同様、これに放映権などの変動支給用の分配金が加わる。
大きな変動はクラブへの分配金および連帯金はだけではなく、固定比率となったことでELへの分配金が大きく増えたことにある。今季からは優勝クラブにはCL出場権が与えられることも加わり、今後CLだけでなくEL出場の価値も大幅に上がることになる。
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