オーストラリア代表MFトム・ロジッチが長く苦しいリハビリを経て、ピッチに帰ってくる。

　現在セルティックに所属する22歳のアタッカーは、リザーブチームの一員としてマザーウェルとの試合で45分間プレーした。

　昨年1月、ブラジルW杯出場を目指してメルボルン・ビクトリーに期限付き移籍したが、4月5日のニューカッスル・ジェッツ戦で負傷してシーズン終了。

　その後ブラジルW杯に臨むオーストラリア代表の予備登録メンバーに選出されて合宿に参加していたが、練習試合で再び負傷して本大会を欠場。今年1月のアジアカップも負傷でメンバー外となっていた。

　ユース年代では無名だったロジッチは、2011年にナイキ・フットボールアカデミーにスカウトされて才能が開花。過去にフットサルでオーストラリア代表に選出された経験のあるテクニシャンは、母国の未来を担う存在として期待されている。

　しかし、2013年1月のセルティック移籍後は思うような出場機会を得られず伸び悩んでいた。スコットランドの名門で最後にプレーしたのは2013年11月26日のCLミラン戦だ。

　今回の戦列復帰はオーストラリア代表にとって朗報だ。アンジ・ポスタコグルー監督はロジッチの創造性と才能を高く評価しており、チームの攻撃に新たなオプションを与える存在として継続的に招集してきた。

　6月開幕のロシアW杯予選までにベストコンディションを取り戻せるだろうか。若きテクニシャンの復活はもうすぐだ。

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