サンプドリアを率いるミハイロビッチ監督【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのサンプドリアを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督は、シーズン終了後にクラブを退団することが濃厚のようだ。
46歳のミハイロビッチ監督は現役時代、ローマ、サンプドリア、ラツィオ、インテルなどで活躍。イタリアではDFとして14年間プレーした。強烈かつ正確な左足が特徴で、ラツィオ時代にFKだけでハットトリックを達成した。
引退後に指導者へ転身すると、2008年にボローニャからキャリアをスタート。カターニャ、フォオレンティーナ、セルビア代表の指揮官を歴任し、2013年11月からデリオ・ロッシ監督の後任としてサンプドリアを再建。今季はリーグ28節終了時点でチャンピオンズリーグ出場権を争う4位と大躍進を見せている。
伊メディア『スカイ・スポーツ』によれば、ミハイロビッチ監督は、今季終了後にサンプドリアを退団する意志を固めたようで、FW本田圭佑が所属するミラン、ナポリ、さらにプレミア王者のマンチェスター・シティから関心を寄せられていることが影響しているという。
上述の3クラブは、来シーズンに向けた新指揮官を探している。現在リーグ8位のミランは、フィリッポ・インザーギ監督を解任する噂が報じられている。ナポリを率いるラファエル・ベニテス監督は、契約延長を拒んでおり、パリ・サンジェルマン行きの可能性が伝えられている。また、シティを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督も目標にしていたCL制覇に届かず、退団が囁かれている。
ミハイロビッチ監督の契約は2015年6月までとなっているが、セリエA残留を果たせば、自動的に1年延長される条項が含まれている。同監督は来季、どのクラブで指揮を執るのだろうか。
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