イングランド代表の成長を誓うFWウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
ウェイン・ルーニーは31日の国際親善試合で対戦するイタリアに対し、イングランドは昨年のワールドカップ(W杯)でイタリアに敗れたときとは違うと話している。よりアグレッシブになり、相手に大きな重圧をかけられるチームになったと主張した。
イングランドは30日にトリノへ向かう。ブラジルW杯では早期敗退に終わったが、以降はEURO2016予選で5勝を挙げるなど、7戦7勝を記録している。一方のイタリアは、28日のEURO予選グループHでブルガリアと2-2で引き分けたため、グループ首位のクロアチアに勝ち点2差となっている。
ルーニーは「対戦するときに相手が自分たちとの試合を楽しむようなことは望まない。イングランドを見たときに、“厳しい試合になるはずだ。彼らとフィジカルで争うのは大変で、しっかり守ってボールをうまくキープしないと”と思ってほしいんだよ。僕らと対戦するときには、相手チームにそう思ってもらいたいんだ。W杯以降、僕らがそれをしてきたことは確かだ」と語った。
「それほど扱いにくくはないかもしれない。でも、アグレッシブにはなっている。僕らは素早くボールに向かい、相手を焦らせて、ミスをうながしている。今の僕らは正しい戦術で戦っているんだ」
イングランドはダニー・ウェルベック、ラヒーム・スターリングらが負傷し、9人目の離脱者となっている。そのため、通常の23名ではなく20名でトリノへ向かうことになる。
負傷者が出たことで、ロイ・ホジソン監督の選択肢は減っている。ハリー・ケインはトリノでのフレンドリーマッチで先発する見込みで、ロス・バークリーもスターリングに代わって先発する可能性がある。
マンチェスター・ユナイテッドの10番は「31日はまた違う試合になる。イタリアはボールを扱うのがうまく、彼らがうまくやる時間帯もあるはずだ。だから、僕らはうまく自分たちの時間帯をつかんで、やられないようにしなければいけない。そして僕らが前に出るときもあるはずだ」と述べた。
「良い方向へと向かっている。僕らはW杯以降、すべての試合で学んでいる。良くなっているんだ。そしてイングランドには素晴らしい後押しがある」と、さらなる成長を誓った。
【了】
(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。