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日本代表 10年前

「さらにその先も」「違う選択肢も」。ウズベク戦先発へ意欲を見せる柴崎と乾。より高い要求に応えるか

ウズベキスタン戦を31日に控える日本代表。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、この試合で大幅にメンバーを変更することを示唆した。先発出場が期待される柴崎岳と乾貴士は、この一戦のみならず今後の戦いに向けて意欲を見せた。

text by 編集部 photo by Getty Images

「中心として代表に残って行けるように」

「さらにその先も」「違う選択肢も」。ウズベク戦先発へ意欲を見せる柴崎と乾。より高い要求に応えるか
柴崎岳【写真:Getty Images】

 チュニジアとの初陣を終えたハリルジャパン。31日にはウズベキスタンと新体制第2戦を迎える。

 27日の一線では、前半にDF藤春廣輝、FW川又堅碁といった代表デビューの選手に加えて、DF槙野智章とFW永井謙佑という代表経験こそあるものの、長く遠ざかっていた選手も起用。

 そして後半にはDF内田篤人、MF今野泰幸、香川真司、FW本田圭佑、岡崎慎司といったこれまでの常連組を投入し、その中にFW宇佐美貴史という注目株も加えた。

 この選手起用法について、ハリルホジッチ監督は「彼らのクオリティはすでに知っているので、他の選手に機会を与えたかった」と説明。

 さらに、ウズベキスタン戦に向けては「また違うメンバーで臨もうと思っている。恐らくほぼ全員がチャンスを握れる。今日(チュニジア戦)でプレーしなかったほとんどの選手が出場する。リスクはあると思うが、色々なプレーヤーの情報がほしい」と語っている。

 チュニジア戦で出場機会がなかったため、先発出場の可能性が高まっているのがMF柴崎岳だ。

 ハビエル・アギーレ前監督によってA代表デビューを果たした柴崎は、これからの4年間で日本代表の中盤におけるキーマンとなることが期待されている。

 鹿島アントラーズで見せる成熟したプレーは、国際レベルでも確実に通用すると思われたが、アジア杯ではアギーレ前監督がメンバーを固定したこともあって先発出場の機会がなかった。途中出場した準々決勝UAE戦では、同点ゴールを決めたものの、チームはPK戦の末に敗退。悔しさを心に残したはずだ。

 それだけにウズベキスタン戦、さらには今後の戦いに向けて高いモチベーションを持っているだろう。

 本人も「若い世代がさらに出てくる時期なのかなと思うし、僕らはその中心としてしっかり代表に残って行けるようにしたい」と決意を語った。そして、2018年のロシアW杯に向けては「特別な捉え方はしてないけど、常に出場したいと思っている大会の1つ」と述べた。

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