マンチェスター・ユナイテッドで出場機会に苦しむFWラダメル・ファルカオ【写真:Getty Images】
ユベントス移籍が噂されるFWラダメル・ファルカオは、憶測について考えるよりも、マンチェスター・ユナイテッドでのシーズン残り8試合に集中していると強調した。
モナコからレンタル移籍でオールド・トラフォードにやってきたファルカオは、厳しいシーズンを過ごしている。“赤い悪魔”ではわずか4得点。アトレティコ・マドリーやポルトでゴールを量産してきたストライカーは、チームのメンバーに入ることすら苦しんでいる。
ユナイテッドが勝利した直近2試合のトッテナムやリバプールとの試合で、ファルカオが出場したのはどちらも83分になってからだった。アーセナルに敗れたFAカップでは出番なしに終わっている。
こういった状況から、ユナイテッドはレンタル終了時に買い取りオプションを行使しないとみられている。しかし、26日のバーレーン戦でファルカオがコロンビア代表として挙げた2得点は、世界最高のフィニッシャーの一人という彼の名声を思い起こさせるものだった。
ユナイテッドのプレミアリーグでのライバルであるチェルシー、トッテナム、リバプールをはじめ、ファルカオは多くのクラブからの関心が噂されている。セリエA首位のユベントスもその一つだ。だが、29歳のファルカオは噂を否定している。
ファルカオはコロンビアのラジオ『カラコル』で「ユヴェントスが僕を狙っている? いろいろ言われるけど、今の僕はマンチェスター・ユナイテッドに100%集中している」と述べた
最近、コンスタントにプレーできるクラブを望んでいると明かしたファルカオだが、「シーズンが終わるまでに重要な試合がいくつかある。この状況が変わることを願っているよ」と、その姿勢は変わっていないようだ。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。