U-22日本代表のリオ五輪予選が開幕【写真:Getty Images】
【日本 7-0 マカオ リオ五輪アジア地区1次予選 第1戦】
リオデジャネイロ五輪アジア地区1次予選に出場しているU-22日本代表は27日、マカオと対戦した。
マレーシアで開催されている今大会。日本にとっての初戦は、試合開始前の気温が35℃と厳しいコンディションとなった。
今年に入ってシンガポール、ミャンマーと親善試合を行い、いずれも大量得点を挙げて快勝を収めてきた手倉森ジャパンは、GKに櫛引を起用。DFに右から松原、岩波、奈良、山中が入り、遠藤と原川がボランチでコンビを組む。前線はサイドに豊川と野津田、2トップに鈴木と浅野がスタメン起用された。
序盤から格下マカオを押し込む日本だが、数多くめぐってくるチャンスを得点に結びつけることができない。
それでも22分、豊川が蹴った左CKにファーサイドでマークを振り切った遠藤がダイビングヘッドで合わせて、日本は先制に成功する。
直後の26分、左サイドで高い位置をとっていた山中がクロスを上げ、ニアサイドに飛び込んだ豊川が技ありヘッドを突き刺し、いい形でリードを2点に広げた。
さらに攻める日本は31分、鈴木の落としを受けた野津田が自らドリブルで持ち込み、強烈なミドルシュートで3点目。2分後には松原のクロスをクリアしようとしたマカオのDFが痛恨のオウンゴールを献上し、日本のリードは4点に広がった。
後半に入っても主導権を握ったのは日本。しかし、再びゴールから遠ざかってしまう。
63分、1ゴール1アシストの豊川に代えてザルツブルクでプレーする南野を投入し、もう一度攻撃陣にエネルギーを注入する。
すると66分、途中出場の矢島が中盤の低い位置から見事なスルーパスを前線に届け、GKとの1対1を制した鈴木が冷静に流し込んだ。
リードを5点に広げた日本は攻め手を緩めずマカオゴールに迫るが、暑さもあって徐々にペースが落ちていく。
後半アディショナルタイムに野津田がミドルシュートでこの日2点目を決め、6-0。そして、最後は南野が相手のミスを見逃さずゴールを奪取し、7-0試合を締めくくった。
引いた相手に対して攻めあぐねるなどいくつか課題も見つかったが、29日のベトナム戦までにどこまで修正して臨めるか注目だ。
【了】