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日本代表 10年前

新戦力起用を示唆した指揮官。宇佐美、川又、清武…次代担うべき選手へ送った厳しくも期待溢れる言葉

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任した日本代表は、チュニジアとの一戦でスタートを切る。指揮官は、前日会見で新たな選手や出場機会の少なかった選手の起用を示唆。宇佐美貴史ら次代を担うべき選手に対して、厳しくも期待を込めた言葉を送った。

text by 編集部 photo by Getty Images

「明日は新しい選手、これまで沢山プレーしていない選手をプレーさせる」

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ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 日本代表は27日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での初陣となるチュニジアとの親善試合を大分で行う。これから2018年ロシアW杯までの約3年間を共にするであろう新監督との初戦には否が応でも期待が高まる。

 ハリルホジッチ監督も、26日の前日会見で「心から楽しみにしている。明日、我々がどのようなプレーをするか期待したい」と胸の内を明かした。

 ここまで4日間と決して多くない時間ながらトレーニングを積んできたチームに対して、指揮官は「彼らは丁寧にやってくれた。お礼を言いたい。本当に素晴らしい行動をしてくれた」とハードワークを讃えた。

 そして、注目の一戦に向けて「日本代表にとって素晴らしいテストになる」としつつ、「彼らはFIFAランク25位。我々より高いところにいる。そして、非常にフィジカルが強い。ベストメンバーの9人は身長が185センチ以上。空中戦のプレーでは我々を支配するだろう」と警戒心を強めた。

 それでも、今回の合宿では守備での球際の強さを選手たちに求めていただけに「ディフェンスのプレッシャーをアグレッシブに正確にやっていきたい」とし、攻撃面ではスピーディーな展開でゴールに迫る必要性を説いたように「できるだけグラウンダーのスピードの速いパスを使って背後を狙っていきたい」と意欲を示した。

 また、試合に向けて注目が集まるのが、新指揮官が選ぶスターティングメンバーだ。

 前任のハビエル・アギーレ監督は、就任当初こそ若手を試したが、肝心のアジア杯本大会ではザッケローニ体制からの継続を選択し、新戦力はプラスアルファにとどめた。

 その中で、ハリルホジッチ監督は「明日は新しい選手、これまで沢山プレーしていない選手をプレーさせる。できるだけ多くの選手をプレーさせたい」とフレッシュな顔ぶれとなることを示唆した。

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