バレンシアで異才を放つMFアンドレ・ゴメス【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、夏の移籍市場でバレンシアに所属するポルトガル代表のMFアンドレ・ゴメスの獲得を目指している。
21歳のゲームメーカーは、ベンフィカの下部組織で育ち、2012年にトップデビュー。2014年夏にバレンシアにローンで加入すると、12月には5年契約で完全移籍した。現在、公式戦28試合で4ゴールを挙げている。
英紙『メトロ』によれば、チェルシーを率いる同胞のジョゼ・モウリーニョ監督が、ゴメスのプレーに心酔しており、中盤の新たなオプションとして獲得を熱望しているという。同選手は、自身のプレースタイルはジネディーヌ・ジダン氏の影響を受けていると語っており、正確なトラップやパスを武器としている。
また、チェルシーは、ゴメスがスペインに移った直後から視察を続けていたようで、すでに移籍金2570万ポンド(約46億円)のオファーを提示したという。しかし、バレンシアに売却する意志はなく、同クラブはさらに高額な資金を投じる見通しだ。
ゴメスには、国内リーグのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドも関心を示していると言われ、争奪戦は必至だ。
【了】