カリアリ戦で”ボイコット”をみせたミランのウルトラス【写真:Getty Images】
ミランのティフォージ(ファン)たちの怒りは最高レベルに達しているようだ。24日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』は同クラブのウルトラスがクラブ首脳陣との会談を要求していると報じている。
先日のセリエA・カリアリ戦で、ミランのウルトラスたちは応援をボイコットした。試合前に「全てのミラニスタはスタジアムでの応援を控えてほしい」という声明を発表しており、カリアリ戦のクルヴァ・スッド(ゴール裏2階席)には「ゲームオーバー。コインを入れてミランを救ってください」という横断幕のみが残された。
その後、ウルトラスのリーダーであるジャンカルロ・カペッリ氏はイタリア通信社『ANSA』に対して次のような声明を発表している。
「我々はシルビオ・ベルルスコーニもしくはバルバラ・ベルルスコーニとの会談を要求する。メッセージは既に送られた。サンプドリア戦までに返答が届くことを願う。さもなければ、抗議は続けられる」
ウルトラスはミランのフロント陣の中でも特にアドリアーノ・ガッリアーニCEOに対して怒りが抑えられないようで、それ以外の上層部の人間と話し合いの場を持ちたいと考えているようだ。
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