マンチェスター・ユナイテッドのアンデル・エレーラ(左)とウェイン・ルーニー(右)【写真:Getty Images】
ウェイン・ルーニーは周囲が思う以上に文化的教養がある選手だ。マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表でキャプテンを務めるルーニーは、長年にわたってバカンスをトルコやポルトガル、ラスベガスで過ごしている。好きな料理はイタリアのスパゲッティ・ボロネーゼ。そして試合前には、スペイン人のチームメートたちにスペイン語で悪態をつき、鼓舞するという。
ルーニーはアンデル・エレーラやダビド・デ・ヘア、ファン・マタといったスペイン人選手たちを鼓舞するために、スペイン語で鼓舞することを学んでいたというのだ。
エレーラは2-1と勝利したリバプール戦後、スペイン人トリオとのコミュニケーションのためのルーニーの行動を明かした。また、マイケル・キャリックも試合前にチームメートたちを鼓舞しようとしているという。
スペイン紙『エル・パイース』で「試合前はルーニーとキャリックの話を聞かなければいけない。彼らにアグレッシブなプレーをしろと言われるのは、大学の講義を受けているみたいなんだ」と述べた。
「ルーニーが引っ張ってくれる。彼は非常にオープンな性格なんだ。それに、彼は僕やダビド、ファンをスペイン語で鼓舞するんだよ」
エレーラは昨夏、2900万ポンド(約51億5100万円)でアスレティック・ビルバオから移籍。当初はルイス・ファン・ハール監督の構想から外れていたようだが、最近の試合では活躍しており、ユナイテッドでの地位を確立しようとしている。
好調の理由を、エレーラ本人は「プレミアリーグの対戦相手のフィジカル的な強さには驚いた。でも、足を出すことを恐れたりはしない。逆だよ。力強くいかないことの方がリスクなんだ。その方がケガをする可能性がある。
それに、サポーターは僕らがタックルをし、相手にプレッシャーをかけることを望んでいるんだ。ここに来てから、僕はこの姿勢に影響されたんだよ」と、強くチャレンジすることへの恐れはなく、プレミアリーグのフィジカルを楽しんでいることを明かした。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。