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日本代表 10年前

【ハリル・スタイルを読み解く】注目ポイントは組織力と堅守。日本サッカー界に新たな流れ持ち込むか

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が作り上げる日本代表はどのようなチームとなるのだろうか? 合宿2日目、選手たちが明かした練習内容と指揮官からの指導からそのスタイルを読み解く。

text by 編集部 photo by Getty Images

「今までより厳しくなるのは間違いない」

【ハリル・スタイルを読み解く】注目ポイントは組織力と堅守。日本サッカー界に新たな流れ持ち込むか
岡崎慎司【写真:Getty Images】

 日本代表は24日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下で2日目となるトレーニングを行った。

 日本のサッカーファンにとって大きな関心となっているのが新指揮官の戦術スタイルだろう。もちろん、27日に控えるチュニジアとの初戦でそのベールは脱がれるが、待ちきれない本音だ。

 まず、ハリルホジッチ監督が率いたブラジルW杯アルジェリア代表のスタイルを振り返ると、組織的な守備から鋭いカウンターを繰り出すというものだった。さらに、選手たちは90分間ハードワークを惜しまず、敗退となったベスト16のドイツ戦でも見る者を熱くさせた。

 では、これから作り上げられる“ハリル・ジャパン”も“ハリル・アルジェリア”のようなソリッドなチームとなるのだろうか?

 FW岡崎慎司は、「すごく徹底していると思うし、今までより厳しくなるのは間違いない」と率直な感想を述べた。

 その“厳しくなる”という部分に関しては「たとえば寄せるってレベルが、自分たちが思っているレベル以上。本当に世界で戦っていかないといけないレベルの最低ラインをこれからずっと言い続けてくると思うし、さらにその上を行こうと思ったらその要求にみんなが応えていかないといけない」と語った。

 やはりポイントとなるのは“球際の強さ”という点だろう。実際、アルジェリア代表はブラジルW杯の出場国中トップクラスの強さを持っていた。

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