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チェルシーが敵地で貴重な勝ち点3獲得。D・コスタは再び得点ランクトップへ

text by 編集部 photo by Getty Images

チェルシーが敵地で貴重な勝ち点3獲得。G・コスタは再び得点ランクトップへ
リーグ19得点目を挙げるFWジエゴ・コスタ【写真:Getty Images】

【ハル・シティ 2-3 チェルシー プレミアリーグ第30節】

 イングランド・プレミアリーグ第30節が現地22日に行われ、チェルシーはアウェイでハル・シティと対戦した。

 チェルシーは前節、ホームでサウサンプトンと1-1の引き分けに終わるも、1試合未消化のまま2位と勝ち点差6で首位をキープ。一方、15位のハル・シティはアウェイで下位のレスターとスコアレスドローを演じ、降格圏に3ポイントと予断を許さない状況が続く。昨年12月の試合ではチェルシーが2-0で勝利している。

 試合が始まると、チェルシーがいきなり先制する。2分、FWジエゴ・コスタがすらしたボールをMFアザールが拾うと、エリア手前から相手DFの間を抜く左足シュートを放ち、ゴール右に叩き込んだ。 

 ハル・シティは5分、 ハーフライン付近からのロングパスに抜け出したFWアベル・エルナンデスがGKと1対1になるも、クルトワが立ちはだかりゴールならず。

 チェルシーは決定力の違いを見せつける。9分、MFセスクの縦パスに抜け出したジエゴ・コスタが、エリア内左から外側を巻く鮮やかな右足シュートで追加点を挙げた。同選手はリーグ19得点目でトップに並んだ。

 しかし、ハル・シティも負けじと反撃する。26分、DFロバートソンが左サイドを独力で突破すると、相手GKとDFの間に絶妙なクロス。エリア内に走り込むMFエルモハマディが左足で合わせ、1点を返す。

 すると、ハル・シティが意外なプレーから同点に追いつく。28分、DFイバノビッチのバックパスを受けたクルトワが、MFガストン・ラミレスのプレッシングをかわそうとして痛恨のトラップミス。詰めていたエルナンデスがボールを拾い、ゴールに流し込んだ。

 前半は2-2のまま、ハーフタイムを迎える。

 後半に入ると、最初の決定機はチェルシー。49分、右サイドでドリブルを仕掛けたアザールからパスを受けたセスクが右足でゴール左隅下を狙うもポスト左に外す。

 ハル・シティのチャンスは64分。右サイドのスペースに抜け出したエルモハマディが、ミドルシュートを放つもGKがセーブ。弾いたボールをMFリバモアとラミレスが立て続けに枠を捉えるもチェルシー守備陣が踏ん張りゴールならず。

 得点を奪いたいチェルシーは75分、ジエゴ・コスタに代えてFWレミーを投入する。

 すると、チェルシーの作戦がいきなり実を結ぶ。77分、右サイドの崩しからMFウィリアンのパスを受けたレミーが、エリア内でシュート。相手GKが防いだかと思われたが、ボールは転々とラインを越え、勝ち越しゴールとなった。

 試合全体では一進一退の攻防戦となったが、最後はチェルシーの決定力が違いを生み、アウェイチームが3-2で勝利を収めた。

 次節、チェルシーはホームでストーク・シティと、ハル・シティはアウェイでスウォンジーと対戦する。

【了】

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