ファン・マタが2得点でマンチェスター・Uを勝利に導く【写真:Getty Images】
【リバプール 1-2 マンチェスター・ユナイテッド プレミアリーグ第30節】
プレミアリーグ第30節が現地22日に行われ、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドが激突した。
昨年12月14日のユナイテッド戦に敗れて以来、13試合負けなしと絶好調のリバプールは、前節とまったく同じスタメンで大一番に臨む。
一方、リバプールを勝ち点2差で上回るユナイテッドにとっても、絶対に負けられない一戦だ。
序盤からライバル対決らしくハイテンションな展開で、惜しいチャンスに観客もいつも以上の盛り上がりを見せる。
試合が動いたのは14分、大きなスペースの空いていたバイタルエリアでボールを受けたエレーラが、右サイドを駆け上がってきたマタにスルーパスを送ると、2戦連続先発出場のスペイン代表MFは角度のないところからシュートをねじ込み、ユナイテッドが先制に成功する。
マタは今季6得点目で、昨年12月のリバプール戦以来約3ヶ月ぶりのゴールとなった。
リズムを取り戻して反撃に出たいリバプールだが、30分過ぎに一度チャンスを迎えた以外はユナイテッドに主導権を握られ、前線のスターリッジやスターリングが孤立してしまう場面が目立った。
1点ビハインドで前半を終えたリバプールは、後半開始から負傷明けのジェラードを投入して状況の打開を図る。
しかし、後半開始直後接触プレーの流れでエレーラを踏みつけたジェラードにレッドカードが提示され、出場からわずか40秒で退場となってしまった。
すると57分、マタからのパスを受けたディ・マリアが浮き球パスをエリア内に送ると、再びマタがジャンピングボレーで見事な今季7点目を突き刺し、ユナイテッドはリードを2点に広げる。
だが、リバプールも諦めない。69分、コウチーニョが中央で仕掛けてDFを引きつけ、スターリッジにラストパス。余裕をもってパスを受けたスターリッジはデ・ヘアの脇を抜く狙いすましたシュートでゴールを奪った。
1点を返したことで息を吹き返したリバプールは1人少ない状況を感じさせない勢いでユナイテッドゴールに迫るが、全員が凄まじい運動量で走り続けるユナイテッドの守備を最後まで崩しきれず。
後半アディショナルタイムにはブリントが獲得したPKをルーニーが外してしまったが、最後は凌ぎきったユナイテッドがアウェイで1-2の勝利。リバプール戦連勝を飾った。
勝利してリバプールとの勝ち点差を5に広げ、CL出場圏内の4位をキープしたユナイテッドは、インターナショナルマッチウィークによる中断を挟んで、来月4日にアストン・ビラ戦に臨む。
一方、14試合ぶりに敗戦を喫したリバプールは、同4日に3位アーセナルとリーグ戦の行方をかけた大一番を戦う。
【了】