フィオレンティーナが敵地で大勝を収めた【写真:Getty Images】
【ローマ0-3フィオレンティーナ EL ベスト16 2ndレグ】
ヨーロッパリーグ(EL)ベスト16の2ndレグが現地時間19日に開催され、ローマ対フィオレンティーナの一戦が開催された。
FWフランチェスコ・トッティを欠くローマは、FWアデム・リャイッチをセンターフォワードに据えた。一方のフィオレンティーナは3-5-2で試合に挑む。
ローマ(4-3-3)
GK:ウカシュ・スコルプスキ
DF:ヴァシリス・トロシディス、コンスタンティノス・マノラス、マプ・ヤンガ=エムビワ、ホセ・ホレバス
MF:ミラレム・ピャニッチ、ダニエレ・デ・ロッシ、セイドゥ・ケイタ
FW:アレッサンドロ・フロレンツィ、アデム・リャイッチ、ジェルビーニョ
フィオレンティーナ(3-5-2)
GK:ネト
DF:ステファン・サビッチ、ゴンサロ・ロドリゲス、ホセ・マリア・バサンタ
MF:ホアキン・サンチェス、マティアス・フェルナンデス、ミラン・バデリ、ボルハ・バレロ、マルコス・アロンソ
FW:クマ・ババカル、モハメド・サラー
序盤はローマがボールを保持し、フィオレンティーナがカウンターをしかける展開。すると4分、右サイドでボールを受けたサラーが強烈なミドルシュートを放つ。これはなんとかスコルプスキが弾いた。
続く7分、フィオレンティーナがPKを獲得する。フェルナンデスがホレバスに倒されると主審は迷いなくペナルティスポットを指さした。
これを一度はやり直しとなるもののロドリゲスが確実に決めてフィオレンティーナが1-0と先制する。
11分、ローマも反撃する。右サイドからのクロスに反応したピャニッチがニアサイドでボレーシュート。これは枠を捉えきれない。
17分、またもローマにチャンス。コーナーキックからトロシディスがフリーでヘディングを放つも、わずかに右にそれた。
18分、信じられない形からフィオレンティーナが追加点を奪う。スコルプスキが流れたボールを取り損なうと、アロンソがフィオレンティーナがリードを広げる。
そして22分、試合を決定づけるゴールが決まる。コーナーキックからフリーでバサンタがヘディングで決め、早々に3-0と試合をクローズさせる。
大量リードを喜ぶフィオレンティーナだったが、ゴールセレブレーションでバサンタが味方とぶつかり頭から出血するハプニング。幸い大事には至らず数分の離脱ですんだ。
とにかくゴールが必要なローマは27分にトロシディスに替えてFWファン・マヌエル・イトゥルベを投入。直後の27分、リャイッチが抜けだしてシュートを放つも、ここはネトが素晴らしいセーブをみせる。
そのまま前半は3-0で終了。フィオレンティーナがアウェイで大量リードを奪う。
後半も依然フィオレンティーナペース。46分、サラーが右サイドをドリブルで突破すると、一対一でシュートを放つ。しかし、これはクロスバーに阻まれる。
55分、再びフィオレンティーナに決定機も決めきれない。サラーの突破からババカルにスルーパスが通るも、GKスコルプスキが一対一を制す。
59分、ローマに決定機が訪れる。ジェルビーニョがスルーパスから完全に抜け出すも、GKを交わしながらもDFに追いつかれシュートを打つことができない。
89分、ローマにさらなる追い打ちがかかる。リャイッチがアクイラーニへのファウルで2枚目の警告。退場となってしまう。
そのまま後半は得点なく終了。フィオレンティーナが敵地で3-0と快勝し、2戦合計4-1で準々決勝に駒を進めた。
【了】