審判の判定に不満を見せるFWジエゴ・コスタ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、今季のリーグ戦で起きたPKを巡る判定で、審判団から不当な扱いを受けていると主張している。
チェルシーは、先週末に行われたサウサンプトン戦で、エリア内で後ろから倒されたDFブラニスラフ・イバノビッチに対し、PKが与えらべきだったと主張。しかし、判定は覆らず、試合は1-1の引き分けに終わっていた。
その結果、クラブは公式ウェブサイトに抗議の声明書を掲載。今季のリーグ戦で獲得したPK数が異常なほど少ないことについて言及している。
まず、同クラブは欧州チャンピオンズリーグ(CL)とプレミアリーグを比較。CL8試合で5回のPKを獲得し、11日に行われたパリ・サンジェルマン戦でもDFチアゴ・シウバがエリア内でハンドを犯したとしてPKの判定が下された一方で、28試合を消化したプレミアではたった2回しかPKが認められていないことを強調し、リーグ内に限定された問題であると説明している。
また、チェルシーは過去5年間にクラブに与えられたPK数を比べ、今シーズンの特異性を主張。二冠を達成した2009-10シーズンに12回、2位に終わった2010-11シーズンに8回、6位に終わった2011-12シーズンに5回、3位に終わった2012-13シーズンに11回、3位に終わった2013-14シーズンに7回のPKを獲得している。
しかし、今季首位を走る同クラブは、マンチェスター・シティとアーセナルが7回のPKを得ているのに対し、2回だけにとどまっていることに不満を表している。
チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、2014年12月のバーンリー戦で起きたFWアシュリー・バーンズのMFネマニャ・マティッチに対するタックルが処罰の対象にならなかったことを疑問視し、それ以来クラブに対して組織的な活動が行われていると主張し続けている。
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