2ゴール1アシストと大活躍のカルロス・テベス【写真:Getty Images】
【ドルトムント0-3ユベントス チャンピオンズリーグ・ラウンド16 2ndレグ】
欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグが現地時間の18日に行われ、ユベントスはアウェイで日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントと対戦した。
イタリア代表MFアンドレア・ピルロの欠場が注目されていたユベントスは4-3-1-2を選択。一方のドルトムントは香川をベンチに置く4-2-3-1で試合に挑む。
両チームのスターティングメンバーは以下。
ドルトムント(4-2-3-1)
GK:ロマン・ヴァイデンフェラー
DF:ソクラティス・パパスタソプーロス、ネベン・スボティッチ、マッツ・フンメルス、マルセル・シュメルツァー
MF:スベン・ベンダー、イルカイ・ギュンドアン
ケビン・カンプル、マルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアン
FW:ピエール=エメリク・オーバメヤン
ユベントス(4-3-1-2)
GK:ジャンルイジ・ブッフォン
DF:シュテファン・リヒトシュタイナー、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニ、パトリス・エブラ
MF:ポール・ポグバ、クラウディオ・マルキージオ、アルトゥーロ・ビダル
ロベルト・ペレイラ
FW:カルロス・テベス、アルバロ・モラタ
開始早々の3分、ユベントスがテベスのスーパーゴールで先制する。左サイドでボールを受けると、迷わず右脚を振りぬく。シュートはゴール右上隅に突き刺さった。
テベスはこれで今季20点目。エースの記念すべきゴールでユベントスが貴重なアウェイゴールを奪う。
これで最低でも2点が必要なドルトムントが攻勢をかけ、ボールを保持していく。しかし、ユベントスがうまくスローテンポな展開に誘導し、ドルトムントに得意の形を作らせない。
27分、ユベントスにアクシデント。ポグバがパパスタソプーロスとの競り合いで負傷し、交代を余儀なくされる。ユベントスはアンドレア・バルザーリを投入し、システムを3-5-2に切り替える。
その後も両チームに大きなチャンスなく前半は0-1で終了する。
後半も決定的なチャンスを作るのはユベントス。50分、カウンターからテベスが一人で5人を引きつけドリブル突破。モラタに完璧なスルーパスを通すも、GKとの一対一を決めることができない。
51分、この日ドルトムントに初めての決定機が訪れる。コーナーキックのカウンターからムヒタリアンが抜け出すも、バルザーリが見事な守備で一対一を制する。
攻め切れないドルトムントは64分に攻撃の枚数を増やす。ベンダーとムヒタリアンに替えて、FWアドリアン・ラモスとMFヤクブ・ブワシュチコフスキを投入する。
しかし、再びネットを揺らしたのはユベントス。マルキージオのスルーパスからテベスが完全に抜けだすと、GKと一対一の場面でモラタにラストパス。これを無人のゴールに押し込み、試合を決定づけるゴールを決める。
79分、ユベントスがダメ押しの一点を決める。右サイドを突破したペレイラからテベスにスルーパスが通ると、力強く右脚を振りぬき、3-0と敵地で大きく突き放した。
試合はそのまま3-0で終了。2戦合計5-1でユベントスが2年ぶりのベスト8進出を決めた。
【了】