宇佐美貴史は不発に終わった【写真:Getty Images】
【ガンバ大阪 1-1 ブリーラム・ユナイテッド ACLグループF第3戦】
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第3戦、ガンバ大阪対ブリーラム・ユナイテッドの試合が18日に行われ、1-1のドローに終わった。
ホーム広州富力戦、アウェイ城南FC戦と連敗を喫し、グループリーグ突破に向けて崖っぷちに立たされたG大阪は、リーグ戦から全くメンバーを落とさずブリーラム戦に臨む。
対するブリーラムは2連勝で現在グループ首位に立っており、G大阪戦に勝利して突破に向けて勢いをつけたいところだ。
強い雨が降りしきる中、序盤からシュートの意識が高いG大阪は、前線の選手が次々シュートを放つ。11分には阿部が左足ミドルシュートでゴールを狙うが、GKに弾かれたボールはクロスバーに阻まれた。
39分、攻め続けたG大阪は右サイドを突破したパトリックの折り返しに宇佐美が華麗な反転シュートを放つ。これは相手GKに止められたが、こぼれ球に阿部が詰めて、今季初めての先制ゴールを挙げた。
後半は一転してブリーラムがボールを持って攻める展開に。すると62分、エリア手前でFKのチャンスを得ると、ブンタマンが左足で見事な一撃を叩き込み、同点に追いつく。
是が非でも勝ち点3が必要なG大阪は、パトリックと宇佐美のコンビを中心に攻撃を展開し、67分には宇佐美がボレーシュートでゴールを狙うが惜しくも枠の上へ外れた。
前に出るG大阪だが、雨の影響もあって足を滑らせたり、普段は見せないようなパスミスを犯したり、らしくないミスを連発してなかなかブリーラム守備陣を崩すことができない。
全体的に運動量が落ち、間延びした展開になった終盤も攻め続けたG大阪だったが、勝ち越しゴールを奪うには至らず、1-1のドロー。連敗の後の引き分けで、ACL3試合連続勝利がない。
ACLのグループリーグは折り返し地点に到達した。勝ち点1でグループリーグ突破に向けて窮地に立たされたG大阪は来月7日、アウェイで再びブリーラムと激突する。
【了】