“ミカ”が見たハリルホジッチとは
J1開幕戦で90分出場した翌週の水曜日に“ミカ”ことミキッチに日本代表の新監督に就任したヴァイッド・ハリルホジッチのことを聞くと「もちろんよく知っているよ。ヴァイッドだろ。彼はディナモ・ザグレブの監督だったからね」と答えた。
ハリルホジッチが就任した2010年には、すでにミキッチは広島の重要なプレーヤーであったが、ミカにとっての原点であり、キャリアの大半を過ごしたクロアチアのビッグクラブの動向はもちろん追いかけていたようだ。
ディナモ・ザグレブ時代で指揮をしていた様子から、ハリルホジッチの日本でのふるまいを予想してもらった。
「代表監督になっても彼(ハリルホジッチ)は選手を名前で選ぶようなことはしないだろう。その時の調子のよい選手、能力の高い選手を自分の目で選ぶ」と横一線の代表がスタートすると予言した。
また、指揮官としての能力も太鼓判を押した。「練習はハードだが、コントロールはちゃんとする。一つのシステムではなく複数のやり方を使い分ける。相手によってだ。相手をよく分析してそれに合わせたやり方を選択する」
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