同点ゴールを決めたゴンサロ・ロドリゲス【写真:Getty Images】
セリエA第27節が現地時間の16日行なわれ、ミランはアウェイでフィオレンティーナと対戦した。
ミランのフィリッポ・インザーギ監督は4-3-2-1を選択。本田圭佑とジェレミー・メネズが2トップ下を担う。
両チームのスターティングメンバーは以下。
フィオレンティーナ(3-5-1-1)
GK:ネト
DF:マイカー・リチャーズ、ゴンサロ・ロドリゲス、ホセ・マリア・バサンタ
MF:アレアンドロ・ロージ、ヤスミン・クルティッチ、アルベルト・アクイラーニ、ボルハ・バレロ、マヌエレ・パスクアル
FW:ヨシプ・イリチッチ、アルベルト・ジラルディーノ
ミラン(4-3-2-1)
GK:ディエゴ・ロペス
DF:イグナツィオ・アバーテ、ガブリエル・パレッタ、フィリップ・メクセス、ルカ・アントネッリ
MF:マルコ・ファン・ヒンケル、マイケル・エッシェン、ジャコモ・ボナベントゥーラ
本田圭佑、ジェレミー・メネズ
FW:マッティア・デストロ
開始早々からフィオレンティーナが攻め立てる。7分、イリチッチが右サイドでボールを受けると、強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これはわずかにゴール左にそれた。
12分、ミランにもチャンスが訪れる。アントネッリからファン・ヒンケルを経由して本田にスルーパスが通る。しかし、トラップが右にそれると、シュートはGK正面となってしまう。
15分には今度はメネズが左サイドの裏を取るも、これも決め切ることができない。
30分、コーナーキックからバサンタが強烈なヘディングを見舞うが、これはクロスバー。決めることができない。
42分、右サイドからバレロがミドルシュートを放つも、ここはロペスがナイスセーブ。その後も立て続けにフィオレンティーナが攻めこむも、ミランが瀬戸際で守り続ける。
このまま前半は0-0で終了。両チーム攻めこむ時間帯を作り出すも、最後の決め手を欠いた。
後半からビンチェンツォ・モンテッラ監督が動く。リチャーズとアクイラーニに替えて、MFミラン・バデリとMFホアキン・サンチェスを投入し、布陣を4-3-3へと変更する。
56分、ミランに先制点が生まれる。相手パスをインターセプトしたメネズが左サイドを攻め上がると、中央へクロス。ボナベントゥーラがボレーで合わせると、デストロがコースを変えて、ボールはゴールに吸い込まれた。
74分、再びミランにビッグチャンス。メネズがカットして右サイドの本田に展開するも、本田のクロスは伸びてフリーのメネズに通らない。
81分、ミランは本田に替えてアレッシオ・チェルチを投入。サイドの運動量を確保する。
しかし、その直後フィオレンティーナが同点に追いつく。コーナーキックのこぼれ球からホアキンがクロスをあげると、中央でアバーテに競り勝ったロドリゲスがヘディングで決めた。
さらに89分、同点の勢いそのままにフィオレンティーナが逆転する。左サイドからのクロスにファーサイドのホアキンが飛び込み、ヘディングで押し込んだ。
試合はそのまま2-1でフィオレンティーナが勝利。ミランはインザーギ解任が大きく近づく手痛い敗北となった。
【了】