イビツァ・オシム前日本代表監督【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は12日、記者会見を開き、日本代表の新監督にボスニア・ヘルツェゴビナ出身でフランス国籍のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が就任することを正式に発表した。
ハビエル・アギーレ氏が契約解除となってから約1ヶ月、さまざまな人物の名が後任候補としてあがった。ハリルホジッチ氏もその1人だが、一部では「元日本代表監督のオシム氏が候補を推薦」という報道があった。
だが、この日会見に臨んだ霜田正浩強化担当技術委員長はそれを否定。「オシムさんと具体的に何かを話した事実はありません。会いに行ったが会えなかった。訪問しようとした理由は監督についてではなく、日本代表の強化を外からどのように見ているのか。そういったサッカーの話をしたかった。ですので、オシムさんからアドバイスを受けた事実はありません」とコメントした。
オシム氏は日本を離れてから数年経つものの、未だその人気は高い。貴重な「ご意見」としてメディアに登場することも多い。ところが、それが事実でないとするならば大きな問題だ。サッカーファン、そしてオシム氏本人を欺く行為と言える。
監督人事は多くの人が注目することだ。話題にならないよりは盛り上がった方が良いが、あまりに飛躍した報道は無用な混乱を招くだけだ。
【了】
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