被害を受けたライプツィヒのラルフ・ラングニックSD【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ2部が現地時間9日に開催され、MF山田大記の所属するカールスルーエはライプツィヒと対戦してスコアレスドローに終わっている。
同試合直前にライプツィヒの選手が泊まるホテルへ襲撃があったと9日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
ライプツィヒのラルフ・ラングニックSD(スポーツディレクター)の話によれば、20人のマスクをした男性がホテルに乱入し、ダイニングルームを占拠した模様。ホテルの通報により警察がすぐに駆け付けたが犯人グループは直前に逃げてしまったという。
幸いミーティングは行われておらず、選手は部屋にいたため大きな被害は無かった。
同事件はカールスルーエのサポーターの犯行と見られており、試合前にも一部のライプツィヒファン、およびクラブに脅迫状が届いていたようだ。
それだけにはとどまらず、ラングニックSDは「来る途中に道路も占拠され、20分間足止めを食らった」と明かしている。試合後にも同SDの車にペイント弾が投げ込まれ、チームバスも取り囲まれてしまっている。
これらの事件を受けてカールスルーエのインゴ・ヴェレンロイター代表は「恥ずべき行為だ。何を意味するか分かっていない」と、憤慨している。
カールスルーエのサポーターは以前にも乱闘などの問題を起こしており、ドイツサッカー協会(DFB)の審議次第では重い処罰が下る可能性が高い。現在4位とはいえ、昇格も可能な順位にいるだけにクラブ側は大きなとばっちりを受けてしまった。
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